オンナゴコロ×マーケティング

 

今回は店舗向けのセールスの話を

お伝えしようかなと思います。


と、いいますのも、

ある男性の整体師さんから


「女性に響きやすい

 セールスに使える言葉ってありますか?

 女性の気持ちがよくわからなくって…」


そんな質問をもらったんですね。




たしかに、整体師さんって

男性の方が多いのと、患者さん、

要するにターゲットが「女性」と

なることが多いのもあり、

こんな風に「女心を知りたい」てきな

お悩みを持つ方は多いです。


とはいえ、こんな風に

「女性に響くセールスに使える言葉」

みたいに書くと、ちょっと

嫌な感じをしてしまう方が

おられるかもしれないですね。


でも、私自身はこの考え方って

とても良い思考だと思っています。




なぜかというと、誰だって

お相手に無理やり買ってもらうだったり、

煽り文句を使って買ってもらうとか、

そんなことはしたくない。


むしろ、お相手が

納得した上で、気分良く、

感謝すらしてもらえる状態で

買ってもらえたら自身もお相手も

Win-Winなわけです。


だとしたら、そんなふうに

相手が気分良くなってもらえたり、

購入に前向きになってももえらえる…。


そんな言葉は知ってて損はないし、

さらには、良い雰囲気で売上が作れる、

そんな状況を作れるということです。


なので、私自身はこんな風に

お客様の気持ちを思って考える、悩む。

そんな行為は素晴らしいと思っています。



あ、すみません。

話がそれましたね。


というわけで、

せっかくなのでナガイおすすめの

「女性に響くセールスに使える言葉」

こちらつかいやすいものを、

解説とともに挙げようと思います。


その言葉はどんなものかというと、

「自分へのご褒美にいかがですか?」

という何の変哲もないこの言葉。


これは、施術などの

サービス系にもつかえますが

物販系にもすごく使える言葉です。




たとえば、女性のなかでも

どんな人に対して響くのかというと

家族のために頑張る「お母さん」。


なぜかというと、この言葉は

お母さんたちが持ちがちな

「罪悪感」を開放する言葉なのです。


と、いいますのも、

家族のために一生懸命がんばる

お母さんは、家族にお金を使うことが

当たり前になりすぎてしまい

「自分にお金を使うこと」

に対し、罪悪感がある方が多いもの。




魅力的な商品やサービスを見て

「これ欲しい!」と感じても、


「自分のためにお金使うなんて…」

「これ買うお金で家族の・・が買えるし」


という感じで、自分の気持を

押し込める癖がついている。


なので、そんな「罪悪感」を

日常から常にもっておられるんですね。





ですが、そんな罪悪感を

「解き放つ言葉」があります。


それが何かというと、

「ご自身へのご褒美にいかがですか?」

この言葉なんですね。


この言葉をかけられるおかげで


「私は頑張ってるんだ、

 だからたまには自分に欲しいものを

 買ってあげてもいいよね」


という許可を自分自身で

おろしてあげることができるのです。





しかも、この許可って、

自分一人ではおろしにくいんです。


誰かに言われたからこそ、

自分に許可をおろしてあげれる、

という心境があるんですね。


そしてさらに、この言葉いよって


「いつもご家族のためい頑張ってますもんね」

「たまにはご自愛してあげてくださいね」


そんな共感や労いをすることで


「わがままで買うんじゃない。

頑張ってる自分もご褒美のために買うんだ」


そんなご自身の想いを

「良い意味」で正当化することができる。




しかもこれ、メリットもあります。


それは、お相手が

「自分のことをもっと大切にしてあげよう」

そんな気持ちを持ってもらえる

きっかけにもなるんです。


何度も言いますが、

このような罪悪感って自分では

なかなか取り払えないものなんです。


なので、そういう意味でも

実はすごくいい言葉なんですよ。

「ご自身へのご褒美にいかがですか?」

という言葉は。




どうですか?

シンプルな言葉だけど実に深い一言


「自分へのご褒美にいかがですか?」


この言葉は、


・ただただ相手をそそのかす、

・とりあえずほめておだてて…


そんな調子のいいものではないのだと

わかっていただけたと思います。




最初にも言いましたが、

やはりお相手が

納得した上で、気分良く、

感謝すらしてもらえる状態を作れて

購入に前向きになってももえらえる…。


そんな状況を作るには

小手先のテクニック以上に、

相手を思える気持ちを持つほうが

キレイゴトなんかでなく、

確実に成果に繋がります。

いやマジで。


だって、自分の場合だって

購入の際の不安や懸念点を

テクニックでどうの、ではなくて

きちんと自分のことを考えてくれる、

想いを持って対応してくれる、

そんな人のほうが絶対に

嬉しいわけじゃないですか。


だからこそ、やはり

テクニック、以上に相手への思いやり。

目の前の人を想う気持ちを

一番にする、ということありきで

マーケティングを実施していきたいですね。


ナガイミホ